ホームドクターQ&AQ1.ホームドクター(かかりつけ医、家庭医)ってどんな人ですか?また、どのようにして「ホームドクター」を選べばよいのでしょうか?
A.ホームドクター(かかりつけ医、家庭医)は、あなたとご家族の、普段の健康管理をしてくれる身近なお医者さんです。日常の診療のほかにも、健康相談や指導も含めて、いろいろな問題について気軽に相談でき、自分自身がこの人なら信頼できる!というお医者さんです。ですので、そういうお医者さんであることが選ぶ際の参考になるでしょう。
Q2.ホームドクターを持っていると、どのような利点がありますか?
A.次のような利点があります。
★日常の診療のほかに、健康の相談や指導をしてもらえます。
★あなたの全ての健康情報を管理してくれます。
★必要なとき、適切な診療科、専門医、医療機関を紹介してもらえます。
★紹介されたところに、これまでの診療情報を提供してもらえます。
★紹介先での治療が終了すると、ホームドクターのところで継続して治療が受けられます。
ホームドクターは、あなたのこれまでの病気のことや、薬に対する反応、アレルギーなど、全ての健康を管理しています。何かあった時にはまず、その方に診てもらうのがよいでしょう。
ホームドクターをもっていますと、さらに詳しい検査が必要な場合や、入院しなければならない場合に、適切な診療科や病院を紹介してもらえます。その時は、これまでの病歴や経過・検査結果・診断・治療内容などを提供してもらえます。
そして、紹介先での治療が終わると、ホームドクターのところで、あなたに必要なアドバイスや治療を続けることができます。それは。紹介された大きな病院のお医者さんが、あなたの治療内容をホームドクターに伝えてくれるようになっているからです。
ホームドクターは、病気について的確に方向性を示してくれる水先案内人のようなものです。
Q3.ホームドクターでは十分な検査ができないのでは?大きな病院に行く方がより高度な医療が受けれるような気がしますが?
A.確かに高度な医療は受けられますが、いつどのような場合でも、そのような治療が必要でしょうか?まずホームドクターで診てもらい、さらに詳しい検査や高度な治療が必要と判断されたら紹介状を書いてもらいましょう。これは大病院に上手にかかるコツともいえます。高度な検査や医療が必要な場合、ホームドクターはその病気に対応できる病院を紹介します。
Q4.紹介されて、病院に行くとどうなりますか?
ホームドクターからの紹介された患者さんは、病歴や体質などのデータが事前に送られるので、治療が早く受けられることになります。また、紹介された病院でも治療状況が、ホームドクターに報告されます。このためホームドクターは、患者さんの状態を十分知ることができ、その後ホームドクターにかかる場合でも、安心して治療を受けられます。
Q5.夜間に急な病気にかかったとき、ホームドクターだと不安ですが?
A.「こういうときは様子を見ていい」「こういうときは救急を受診しなさい」など前もってどのようにしたらいいかホームドクターと取り決めしておくといいでしょう。また、ホームドクターが休診だったときどうするか、ということも同じように取り決めしておくと周到です。
Q6.ホームドクターは、何科のお医者さんになってもらえばいいのですか?
A.ホームドクターは、法律できめられているものではないので、基本的には何科のお医者さんでもかまいません。自分の生活にあわせて、内科・小児科・産婦人科などの医師を選んでいいでしょう。
病気のない方が、ホームドクターをこれから探す時は、できるだけ近所のお医者さんにかかるようにしたほうが便利だと思います。
ホームドクターを探すために、特別な手続きはいりません。お医者さんに「私のホームドクターになってください」と言うだけで、ホームドクターになってもらえます。
Q7.ホームドクターのところでは、往診、予防接種や定期健康診断をしてもらえるのでしょうか?
A.往診は、できるところと、そうでないところがあります。往診できないお医者さんでも、往診が必要なときは往診のできるお医者さんを紹介してもらえますから、あなたのホームドクターに相談してみてください。
予防接種や健康診断も、その種類によって医療機関でできるものとできないものがあります。ホームドクターは、どこに行けばよいのか、気軽に相談できますので、おたずねになるとよいでしょう。
Q8.自分のホームドクターの診療科目と関係ない病気にかかってしまいましたが、ホームドクターに相談した方がいいでしょうか。それとも関係の診療科に早く行った方がいいでしょうか?
A.病院を選ぶにあたって、時間に余裕があるときはホームドクターと一緒に相談するのがよいでしょう。適切な診療科を指示したり、医療機関を紹介してくれます。
しかし、危険な状態のとき(大ケガ、大やけど、意識がない、ぐったりしている、激しい頭痛があって嘔吐する、動けないぐらいの胸痛や腹痛、呼吸困難、血を吐く、ショック状態(そう白、冷や汗、生あくび、脈がふれにくい)など)は、一刻をあらそいますので、救急車を要請したり、救急病院に行ってください。
そのときは、後日、救急病院の医師からホームドクターに、あなたの病状を連絡してもらいましょう。また、回復後の治療法を、専門医とホームドクターが連絡しあい、あなたにとっていちばんよい方法を決めてもらいましょう。
Q9.ホームドクターをかえたいのですが?
A.ホームドクターの変更は、特に決まりはありませんので、原則的に自由です。
変更するときは、今までホームドクターになっていただいた方に、変更したい理由を説明し、今までお世話になっていた方に、失礼の無いように、ホームドクターを変更してください。その時には今までの診療情報をいただいてください。
ただし、ホームドクターは、健康に関する大事な情報を管理する役割を担う方ですので、やむを得ない場合をのぞいて、頻繁にホームドクターを変更してしまうことは、あまりおすすめしていません。
Q10.浦添市では、それぞれの医療機関との連携はどうなっていますか?
A.近年は全国的にひろがっていますが、浦添市でも早くから、病院と病院、病院と診療所、診療所と診療所の間の連携(※)をスムーズにとれるように、しくみづくりをしています。
ホームドクターが、さらにくわしい検査や、専門医の診察が必要と判断した場合は、診断や治療に必要なデータ、今までの治療経過などを「診療情報提供書(紹介状)」に記入して紹介し、逆に紹介された医師は、診察・検査・治療が終わったら、それまでの結果をホームドクターに返事します。
最近は、入院施設がある病院などには、開放型病床といって、ホームドクターから紹介された方をスムーズに受け入れることができるようにしたり、地域連携室をおいて地域の診療所の案内をしたりして体制を整えているところがあります。
ホームドクターは、他の医療機関の医師と日頃からやり取りが多く、「この病気の場合は、誰がより」というような情報に詳しいです。まずホームドクターに診てもらい、必要な場合は信頼できる他の医師に紹介するという仕組みづくりに、浦添市では取り組んでいます。
(※)病院と病院、病院と診療所、診療所と診療所の間の連携
このことを、それぞれの頭文字をとって、病病連携(びょうびょうれんけい)、病診連携(びょうしんれんけい)、診診連携(しんしんれんけい)と呼んでいます。
Q11.ホームドクターを市でおしすすめるのは、開業医をもうけさせるためではないですか?
A.それは本来の目的ではありません。ホームドクターを持っていただくようにすすめることのねらいは、市民一人ひとりの生活スタイルに応じて、いろんな保健・医療サービスを身近なところで提供できるようにすることであり、ホームドクターをその担い手として位置づけているからです。入院医療や専門医療を行う大きな病院と役割を分担することで、医療サービスを提供する体制を地域全体でつくり、市民がいつでも良質な医療を地域で受けることができるようにしていくということをねらっています。
Q12.ホームドクターにかかり、入院が必要ということでさらに大きな病院にいかなければならないというのは、医療費が二重にとられる感じがしますがどうですか?
A.するどい質問です。医療機関で受けた治療にかかる費用(医療費)は、診療報酬(しんりょうほうしゅう)という国の制度で内容によって点数が非常に細かく決められています。この場合、医療機関を2ヶ所行くことになるので、確かに医療費が2倍かかるような印象を受けます。しかし、最初から毎回大きな病院にかかると、特定療養費(とくていりょうようひ)とよばれる自費分がかかったり、大丈夫と思って病院にきたのに、病院の内容によってはさらに専門的な病院に紹介されないとも限らず、結果として医療費がかさんでしまっていないでしょうか。ひとつの病気について、それぞれの立場のお医者さんが役割を分担するというのが流れになっていて、制度もそのように少しずつ変わってきています。
Q13.ホームドクターにかかるとき、どういう事に気をつけたらいいですか?
A.ホームドクターだけでなく、どんな場合でもそうですが、お医者さんの前では緊張する方もいますので、あらかじめ伝えたい事はメモしておくとよいでしょう。お医者さんは診断や治療方針をたてるにあたり、検査のほかに、あなたから自覚症状やこれまでかかった病気のこと(病歴)、治療中であれば治療をうけてどうなったかなど情報を得ようとします。これらをきちんと伝えることが重要です。
逆に、お医者さんの説明を忘れてしまいがちな方は、メモをとって確認するのもひとつの方法です。治療方法を決めるのは自分自身ですので、納得できないときは何度でも質問したり、これからの見通しを尋ねてみましょう。
どんな場所で医療を受ける場合でも、中心になるのはお医者さんとの関係です。信頼関係を築いていくには自分とお医者さんのお互いの理解からはじまります。医療の分野でも不確実なことや限界がありますが、それらも含めて納得し信頼できるかが重要です。自分の体のことですので、よく話し合いをしてください。
| 問い合わせ先 | 健康部 地域支援課 メディカル・インフォメーションセンター |
| 電話番号 | 0120-776-689(フリーダイヤル) 098-876-1234(内線7325) |
| FAX番号 | 098-876-5011 |
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